「仕事できても家庭崩壊」するリーダー急増のワケ 「家族」という組織づくりにチャレンジしよう
小さな飲食店からグローバルな大企業まで、さまざまな組織の運営・改善に携わってきた組織開発コンサルタント、高野俊一さん。今回、彼が新たにノウハウを指南してくれるのは、我々にとって身近な組織ともいえる、「家族の上手な運営の仕方」。
高野さんいわく「家族とは、最も一体感のあるチームにするのが難しい組織」とのことですが……。
なぜ、うまくいっていない家庭が増えているのか
ビジネスにおいて、組織づくりはリーダーにとって必須のスキルになっています。
組織を一体感のあるチームにできないリーダーは、不必要な離職を生み、部下1人1人のモチベーションを高めることができず、なんでも自分1人でやってしまうので、生み出せる成果がそこそこで終わってしまいます。
いまや、チームづくりができるかどうかは、ビジネスの成否を分ける最重要テーマとなっていると言えるでしょう。
「仕事はチームでするもの」という考え方が浸透するようになったためか、よいチームをつくれるリーダーが増えてきたように思います。ですがそのいっぽうで、仕事の組織運営はうまくいっているものの、家庭内の組織運営がまったくうまくいっていないというケースがよくあるようです。