「ギスギスした空気」消し飛ぶ最強の会話サイクル 部下の「主体的」な相談を引き出す上司のあり方
「成長を願って厳しくしたら、パワハラと言われる」
上司との関係性の問題? 組織の空気の問題?
経営コンサルタントとして現場に入ると、若い世代から「上司に『なんでも聞いて』と言われても、なぜか聞けません」という声をよく耳にする。
さらに、次のようにも述べる。「とても気さくな上司なんですが、それでもなぜか聞けません」。本人も原因がわからないのだから、その上司はもっとわからないことだろう。「なんでも聞いて」「いつでも相談して」と投げかけても、いっこうに相談に来ない部下はいる。なぜ、そうなるのか?
原因は「空気」である。
「なんでも聞いて、と言ってるんだから、いつでも時間があるときに聞けばいいんだ」
と考える上司たちも多いだろう。では、社長や経営陣を前にした会議で、「何か意見がある人は?」と言われて、率先して意見を出す人はどれぐらいいるのか。10人いたら、1人か2人いればいいほうではないだろうか。



















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