横浜・野毛が「IZAKAYAの聖地」「バーホッパーの楽園」となった仰天の経緯、仕掛け人と歩いてわかった「飲みベ表明バンド」が海外でウケた理由

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
横浜・野毛。「労働者の街」から「飲んべえの街」へと変貌を遂げた街は今、海外から熱い視線がそそがれている(写真:筆者撮影)
この記事の画像を見る(15枚)

「このアイデア、素晴らしいわ! 友達と一緒に楽しく食事しているのに邪魔されたくないときってあるもんね」

「そうそう。私は、旅先のホテルのバーではバーテンダー以外に話しかけてほしくない。だからこの『赤のリストバンド』を着けたいわ!」

アメリカABCの人気トーク番組「The View」。俳優のウーピー・ゴールドバーグ氏が司会を務めるガールズトークコーナーは、ある「リストバンド」の話題で盛り上がった。

赤・黄・青の各色に縁どられたリストバンド。そこには「楽しくお話ししたい」「今夜はひとり呑みの気分」などの「飲みベ(飲むモチベーション)」メッセージが英語と日本語で書かれている。このリストバンド、実は日本屈指の飲み屋街、横浜・野毛で生まれたものだ――。

リストバンドには「飲みベ(飲むモチベーション)」メッセージが英語と日本語で書かれている(写真:筆者撮影)

その日の「飲みベ」をカジュアルに意思表示

「いやぁ、本当にビックリです。まさかこんなに早く反響が、しかも海外から起こるなんて……」

横浜・野毛にある小林秀行さんのオフィスを訪ねると、「#今夜のリストバンド」の発送作業に追われている最中だった。発送先を見ると、アメリカ、カナダなど海外の住所が書かれている。

次ページリストバンドがここまで注目を集めたワケ
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事