「アメ横」象徴だった鮮魚店が激減しカオスな街に 中国系が進出し400近い店舗の構成が大変貌

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アメ横
(写真:筆者撮影)

昭和から続く上野の人気スポットアメ横。JR上野駅前からJR御徒町駅まで高架沿いに続く約500メートルの商店街だ。

5月中旬の平日、アメ横を訪ねてみると、そこには、戦後の闇市の時代から、昭和、平成を経て大きく変貌した令和のアメ横が存在していた。

アジア系の訪日外国人客が多い

御徒町駅の北口から交差点を渡るとすぐにアメ横の入り口だ。すでに駅構内からアジア系の訪日外国人客が多い。商店街に入ると、すぐに土産物屋に人だかりができている。近づいてみると北海道土産を格安で販売中だ。賞味期限が迫っている「白い恋人」は50%オフ。これらの商品をアジア系の観光客がまとめ買いしていく。

「北海道土産はとても人気。ここで買えば安いからいっぱい買います」

仲間と中国語で話をしていた若い女性客に声を掛けると、片言の日本語でこう答えてくれた。

【写真】最近、目立ってきているのは多国籍化した飲食店。大変貌を遂げている令和の「アメ横」(18枚)
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