石橋貴明さん「咽頭がん」併発を公表。「食道がん」との関連、症状や治療法の違いは? ウイルス感染が原因になることも《医師が解説》

(写真:東京スポーツ/アフロ)
ハラスメント報道で揺れるとんねるずの石橋貴明さん(63)が、食道がんに加え、「咽頭がん」にも罹患していたことが発表されました。
一般の方にとっては、両者は同じようなものと捉えるかもしれません。確かに、どちらも喫煙や飲酒といった生活習慣に関係する点で共通しています。しかし、この2つのがんは、症状や治療法、さらには予防法に至るまで、異なる点が多いのです。
食道がんと咽頭がん同時発症も
食道がんは、口から胃へと食べ物を運ぶ筋肉性の管である食道に発生するがんです。一方で咽頭がんは、鼻の奥から食道の入り口まで続く管状の部分にできたがんを指します。
咽頭は、部位により3つに分類されます。鼻の奥にある「上咽頭」、扁桃や舌の付け根を含む「中咽頭」、そして食道や喉頭のすぐ上に位置する「下咽頭」です。特に喫煙や飲酒との関連が深い咽頭がんは、中咽頭や下咽頭に多く見られます(※外部配信先ではイラストを閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

喉のしくみ(イラスト:ふわぷか/PIXTA)
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