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みずほと楽天証券が協働する金融仲介会社の成果、空白地帯の準富裕層を開拓し「預かり資産500億円」へ

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MiRaIウェルス・パートナーズ
MiRaIウェルス・パートナーズには、みずほ証券が95%、楽天証券が5%出資する。みずほ証券は楽天証券に49%出資しており、両社の関係が深まっている(記者撮影)

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みずほ証券と楽天証券が共同出資するMiRaIウェルス・パートナーズが事業開始から1年を迎えた。資産運用の相談や仲介を行う新会社として事業を展開し、顧客の多くは既存の証券ビジネスで「空白地帯」となっている準富裕層だという。同社の進藤正毅社長に手応えを語ってもらった。 

顧客の6割が40~50代の現役世代

――2024年4月の開業から1年が経ちました。

この1年間で金融仲介に至った顧客数が180人、預かり資産は約35億円になった。資産運用の相談を受けた件数は約700件、セミナーなどを通じて情報登録した顧客数は3800人ほどになっている。

楽天証券の紹介で顧客になった人がおよそ8割、残りがみずほ証券の紹介だ。年代別では、これから資産運用に本格的に取り組む現役層が多く、40~50代で6割を占める。既存顧客を持っている状態から始めるIFA事業者と違い、ゼロからスタートした事業としては相応の結果を残せたと思っている。

ウェブ面談システムを使ったオンラインでのやりとりが多いことも特徴の1つで、相談の7割はオンラインだ。そのため北海道から九州まで、全国に顧客がいる。

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