新NISAなどを背景に資産運用への機運が高まる中、投資信託を組成・運用する資産運用会社の存在感が高まっている。8月初旬の市場動乱以降、個人投資家にどんな行動変容が見られるのか、資産運用立国の実現に向けてどんな投信を提供していく考えなのか、業界大手のアセットマネジメントOne・杉原規之社長に聞いた。
日本株アクティブファンドを訴求
――8月初旬に株価が大きく下落し、新NISAが始まってから初めて下落局面を経験しました。
あのときは主に短期筋が相場に影響を与えた。年金や政府系ファンドなどはまったく動いておらず、逆に株価が下がった分だけ買いに行く動きがあったことを確認している。最終的に元の水準まで戻り、市場や顧客の不安心理はさほど長くは続かなかった。
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