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30年目線で30社を選別する独立系ファンドの哲学 コモンズ投信・伊井哲朗社長が語る投資基準

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コモンズ投信 社長 伊井哲朗氏
伊井哲朗(いい・てつろう)/コモンズ投信社長。関西学院大学卒業後、1984年山一証券入社。メリルリンチ日本証券などを経て、2007年コモンズ設立。2012年よりCIO(最高運用責任者)兼務(撮影:梅谷秀司)

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今年1月の新NISAスタートをきっかけに、投資ビギナーがこぞって参入した投資信託。本特集では、新NISAで注目しておきたい次の投資テーマや、「投資のプロ」12人が厳選した注目ファンドなどを紹介する。
当記事では、明確な投資哲学で独立系ファンドを引っ張るコモンズ投信の伊井哲朗社長に、投資先を選ぶ基準などを思う存分、語ってもらった。

当社を設立した2007年当時、「資産形成は定年退職して退職金が入ったら」というのが世間の常識であり、積立型の投資信託はほとんどの金融機関が注力していなかった。だが、日本にも積み立てでの資産形成が当たり前の時代が来ると信じ、さまざまな提言をしてきた。新NISA(少額投資非課税制度)が恒久化され、運用枠も大きく広がった今日の状況を、感慨深く思う。

世界株式などのインデックスファンドは、積立投資を始める入口としては悪くない。ただ8月以降、為替が急に円高に振れた時期、不安を感じて投信をやめた人が一定数いたと聞いている。

”推し”を応援する感覚に近い

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