新NISA(少額投資非課税制度)によって、非課税限度額が生涯1800万円まで拡大したことで、投資をする際にNISAを使わない選択肢がなくなった。人々が労働者としてだけでなく、資本家として資本主義に参加するという、先進国としては当然のパラダイムシフトがようやく日本にも起こりつつある。おそらく後世から見たときに岸田文雄前政権の最大の功績になるのではないか。
8月上旬の円高による暴落で狼狽した投資家も多かったと聞くが、これまでが円安で見かけの決算が膨れて株価が上がっていただけのこと。下がるべくして下がったにすぎない。自国通貨が強いのは、投資家にとって喜ばしいことであり、円高で悲観していてはまだ投資家になりきれていない。逆に言うと、円高とは購買力が増えるということであり、株価が落ちたときこそ安く買えるチャンスである。



















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