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意外とあいまいなままの投資信託「3つの誤解」 投資信託、やってみてわかった「本当の話」③

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ファンドの適正規模など、意識されていないこともある。

投資を検討する女性とクエスチョンマーク
基準価額の高低、ファンドの規模、再投資による複利効果など、意外に見過ごされていることは多い(写真:mapo / PIXTA)

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今年1月の新NISAスタートをきっかけに、投資ビギナーがこぞって参入した投資信託。本特集では、新NISAで注目しておきたい次の投資テーマや、「投資のプロ」12人が厳選した注目ファンドなどを紹介する。

ここでは投資信託「3つの誤解」を取り上げてみたい。

①基準価額が高いと割高?低いと割安?

以前、投資信託の運用担当者がこんなことを言っていた。

「基準価額が3万円、4万円と値上がりすると途端に、資金流入ペースが落ちてしまう」。よくよく聞いてみると、基準価額の水準が高くなるにつれて、「このファンドは割高だ」と勘違いする人が多いらしく、新規の買い付けが鈍ってしまうのだそうだ。

だが、基準価額の水準は、割高や割安を意味しない。これを理解するためには、まず基準価額が何かを理解する必要がある。

基準価額は、ファンドの純資産総額を受益権口数で割ったもの。一方、純資産総額は、ファンドに組み入れられている株や債券など組入資産の時価総額を指している。つまり、「基準価額」とは、「受益権1口あたりの純資産総額」のことだ。

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