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大ヒットを定期的に生んできた旧・国際投信のDNA 長期国債ファンド、グロソブ、オルカンと連発

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絶好調の三菱UFJアセットの源流には立役者たちがいた。

かつて「グロソブ」は1兆円を超える大ヒットファンドとなった(撮影:尾形文繁)

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今年1月の新NISAスタートをきっかけに、投資ビギナーがこぞって参入した投資信託。本特集では、新NISAで注目しておきたい次の投資テーマや、「投資のプロ」12人が厳選した注目ファンドなどを紹介する。

複数の会社が合併して誕生した、三菱UFJアセットマネジメント。今でも語り草になっているのが旧・国際投信投資顧問の存在である。最後のM&Aとなったのが2015年の旧・三菱UFJ投信と国際投信の合併で、とくに国際投信は業界でも画期的なファンドを生み出してきた。

国際投信の名前を一躍有名にしたのが、1986年に誕生した「長期国債ファンド」(トップ)だ。これは業界統一商品で、さまざまな投資信託会社が設定・運用していたが、中でも国際投信が販売に力を入れてきた。長期国債ファンドは日本の長期国債を組み入れて運用。1990年から1995年にかけての金利低下局面で、運用成績は堅調に推移していった。

しかし、金利が大底を打ったことで、優位性は失墜。債券価格の上昇が期待できなくなったからだ。徐々に吸引力は落ちていった。

”年金代わり”の「グロソブ」が一大ブームに

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