6000本から選ばれた「新NISAに合う」投信7本 資産運用のプロ10人が"指名"したファンドの名前

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9月にSBI証券が開催した「資産運用フェス」のブースにて。会場内は新NISAや個別の投信を熱心に聞く人でいっぱいだった(写真:SBI証券)
2024年1月4日からいよいよ「新NISA(少額投資非課税制度)」がスタートする。株や投資信託で儲かっても、1人生涯1800万円までは無税という、まさに大盤振る舞いの新制度だ。
週刊東洋経済10月21日号では『新NISA革命』を特集。新NISAの仕組み、ネット証券の選び方、公募投信ランキングBEST200など、資産運用の現場で今何が起きているか、その最前線を追った。うち本記事は「プロが選んだ投信7選」である。
週刊東洋経済 2023年10/21号(新NISA革命)[雑誌]
週刊東洋経済 2023年10月21日号は「新NISA革命」を特集。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。バックナンバー常備店はこちら

公募の投資信託は現状で5979本ある(2023年8月末)。6000本近い中から新NISA(少額投資非課税制度)に該当するのは、成長投資枠で約2000本であり、つみたて投資枠で約250本だ(両者は一部重複)。これだけ多い投信のうち、何を選択すればいいか、多くの個人投資家は迷うだろう。

そこで今回は、ファンドアナリストやファイナンシャルプランナー、経済評論家など投信に詳しいプロ10人に、「今、注目したいファンド」5本を挙げてもらった。

投信は株のように、個々の企業の業績予想が発表されるわけでなく、個人が先を見通すのは難しい。よってファンドを長年ウォッチし、横比較もできる専門家の“目利き”を借りた。

トップに挙がったのは「オルカン」

結果は次の表を見てほしい。計34本挙がった投信のうち、トップに立ったのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(三菱UFJアセットマネジメント)だ。

“オルカン”の愛称でも知られ、同シリーズの「米国株式(S&P)」と併せて、投資初心者にとって最初に挙がる筆頭だ。これ1本で世界経済に投資できるといっていいだろう。

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