「高配当」で安定収入、30年減配なしの株がある 新NISAなら成長投資枠で個別株にも挑戦できる
2024年1月からいよいよ「新NISA(少額投資非課税制度)」がスタートする。株や投資信託で儲かっても、1人生涯1800万円まで無税という、大盤振る舞いの新制度だ。つみたて投資枠は投信のみだが、成長投資枠なら個別株にも投資できる。
週刊東洋経済10月21日号では『新NISA革命』を特集。新NISAの仕組み、ネット証券の選び方、6000本ある投信からプロがお薦めする7本、公募投信ランキングBEST200など、資産運用の現場で何が起きているか、その最前線を追った。
毎年の「配当金」で元本割れリスクに耐えられる
日経平均株価は年始2万5000円台で始まり、6月に3万3000円台をつけた後、一進一退が続き、現在は3万1000円台をつけている。リスクを抑えつつ相応のリターンを狙うなら、「配当利回り」に着目した割安の高配当株をお勧めしたい。筆者が“雌鶏(めんどり)投資”と呼ぶ投資手法だ。
雌鶏を飼う人は鶏の肉を食べるのでなく、雌鶏が毎日産んでくれる卵を日々食するために飼っている。株式投資も同様で、機動的に売買しなくても毎年定期的に支払われる「配当金」を得ながら、あわよくば売買益も期待しようというスタイルである。利点は長期間保有により、元本割れリスク=値下がりへの耐性を高められること。
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