6000本から選ばれた「新NISAに合う」投信7本 資産運用のプロ10人が"指名"したファンドの名前

拡大
縮小

米国株式市場のほぼ100%をカバー

3位は「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスへの連動を目指し、世界大手運用会社の米バンガードのETFに投資する。「実質的に8000銘柄を超える世界各国の株に国際分散投資が実現できる。iDeCo、NISAともに”最初の1本”としてもお薦め」。楽天証券資産づくり研究所副所長兼ファンドアナリストで、『2024年新制度対応版 NISA&iDeCo完全ガイド』(SBクリエイティブ)の著者でもある篠田尚子氏はそう語る。

現行のつみたてNISAでは、ネット証券の投信積立でよく買われるファンドでもある。ただ、すでに全世界株など類似のファンドを持っていれば、無理に取り入れる必要はない。

同じく3位は「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」。CRSP USトータル・マーケット・インデックスへの連動を目指し、米バンガードのETFに投資するファンドである。設定が2021年6月と比較的新しいので、5年トータルリターンはまだない。

小型株も含むため、米国株式市場に対するカバー率はほぼ100%であり、大型株中心のS&P500の80%よりも高い。S&P500よりもリターンが好調なときもある。

次ページ4位のファンドの詳細は?
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT