面倒くさがりでも意志の力いらず「続ける技術」 ダイエット、禁煙、貯蓄―挫折の末にこれを試せ

運動をさぼったら100ドル札を燃やす
作家のニール・イヤールは「バーン・オア・バーン(燃やすか、燃やしてしまうか)」と名づけた戦略を取り入れている。
彼はクローゼットの内側にカレンダーを張っているそうだ。カレンダーの当日の日付に100ドル紙幣をテープで張りつけておき、クローゼットの上にはライターを置いておく。そして毎日、クローゼットを前に決断する。
「カロリーを燃焼するか、それとも100ドルを燃やしてしまうか」
つまり、運動をさぼった場合、ライターで100ドル札を燃やすという約束を自分に課しているのだ。これはまさしく「損失回避」の作用である。潜在的な損失、つまり100ドル札を燃やす行為を課すことで、特別な感情が生じ、運動へのモチベーションがアップする。汗をかきたくないのはやまやまだが、「お金を失うのもごめん」というわけだ。
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