「小惑星探査」や「火星移住」などのニュースから、UFO、宇宙人の話題まで、私たちの好奇心を刺激する「宇宙」。だが、興味はあるものの「学ぶハードルが高い」と思う人も少なくない。
知らなくても困らない知識ではあるが、「ブラックホールの正体は何なのか」「宇宙人は存在するのか」など、現代科学でも未解決の「不思議」や「謎」は多く、知れば知るほど知的好奇心が膨らむ世界でもある。また、知見を得ることで視野が広がり、ものの見方が大きく変わることも大きな魅力だろう。
そんな宇宙の知識を誰でもわかるように「基本」を押さえながら、やさしく解説したのが、井筒智彦氏の著書『東大宇宙博士が教える やわらか宇宙講座』だ。「会話形式でわかりやすい」「親子で学べる」と井筒氏が行うイベントでも読者からの言葉が届いている。
その井筒氏が「宇宙を構成する正体不明のもの」について解説する。
私たちが知っている宇宙はたった「5%」
私たちが考える「ふつう」、じつはこれが「非常識」でマイノリティな立場かもしれない——そう考えたことはありますか?
なぜこんなことを言い出したのか。それを説明するために、まずは宇宙の「中身」の内訳について話したいと思います。
宇宙の「中身」の内訳
ふつうの物質5%
正体不明の物質(ダークマター)26%
正体不明のエネルギー(ダークエネルギー)69%
ふつうの物質5%
正体不明の物質(ダークマター)26%
正体不明のエネルギー(ダークエネルギー)69%
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