「小惑星探査」や「火星移住」などのニュースから、UFO、宇宙人の話題まで、私たちの好奇心を刺激する「宇宙」。だが、興味はあるものの「学ぶハードルが高い」と思う人も少なくない。
知らなくても困らない知識ではあるが、「ブラックホールの正体は何なのか」「宇宙人は存在するのか」など、現代科学でも未解決の「不思議」や「謎」は多く、知れば知るほど知的好奇心が膨らむ世界でもある。また、知見を得ることで視野が広がり、ものの見方が大きく変わることも大きな魅力だろう。
そんな宇宙の知識を誰でもわかるように「基本」を押さえながら、やさしく解説したのが、井筒智彦氏の著書『東大宇宙博士が教える やわらか宇宙講座』だ。「会話形式でわかりやすい」「親子で学べる」と井筒氏が行うイベントでも読者からの言葉が届いている。
その井筒氏が「15年ぶりに訪れるチャンスで、星空の楽しみ方」を解説する。
神話と科学を知ると、星空が格段に面白くなる
まだまだ暑さが残る時期、また、これから秋の行楽シーズンを迎えるにあたって、レジャーやキャンプに行くという人も多いのではないでしょうか。ぜひ、この機会に自然のなかでゆったり星空を見上げてみてください。
星空は、何も考えずに、ぼーっと眺めるだけでも心地よい時間を過ごせます。
でもせっかくなら星空のことを知って、より充実した時間を過ごしていただきたい! ということで、今回はキャンプが楽しくなる裏ワザのような星空の話をしたいと思います。
星空を楽しむには、「神話」や「科学」をお供にするのがオススメです。
神話は自由自在なインスピレーションを、科学は現実と地続きのイマジネーションを与えてくれます。
今回は、「流れ星」「恒星」「惑星」について、神話と科学の両サイドから話していきます。
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