気まずい!日本人がはまる「和製英語」のワナ とんでもない意味になっていることも!

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

知らずに使って、そんな反応が返ってきたら「嫌味を言われているの?」と誤解してしまいますね。また、ネイティブスピーカーにしてみれば「部長に叱られて、my tension was low」なんて言ったら、「叱られてリラックスしたってどういうこと?」と疑問に思ってしまいます。

テンションが高いときにはI’m excited、低いときにはI’m feeling lowと言いましょう。同様に「彼はハイテンションだね」というつもりで、He has high tensionと言わないようにしましょう。そのときには、He is energetic. と言うとよいでしょう。

単なる出張なのに、超高級ホテルに泊まる?!

私たちがふだんよく使う「ビジネスホテル」という表現。実はこれも和製英語です。英語でa business hotelと言っても、なんとなく言わんとすることはわからなくもないのですが、宿泊がメインの目的で、宴会場やレストランなどのない宿泊費の安価なホテルはa budget hotelと言うのが普通です。

ある企業の研修をアメリカ人教師と交代で担当していたときのこと。研修生の1人に「アメリカ人はビジネスホテルが好きなのですか」と聞かれたので、不思議に思って話を聞くと、「出張でビジネスホテルに泊まる」と言ったら、アメリカ人教師に「君はラッキーだよ、出張でそんなホテルに泊まれるなんて」と言われたのだそうです。

日本の「ビジネスホテル」という表現を知らないネイティブがa business hotelと聞くと、「ビジネスマンが使うホテル」というイメージで、日本でいう「ビジネスホテル」よりも、少しランクの高いホテルのことだと誤解する人がいるかもしれません。

場合によってはa business-class hotel「ビジネスクラスのホテル」と捉えて、「ちょっと高級なホテル」と思う可能性もあります。「今度の出張でビジネスホテルに泊まる」と言うときには、I’m going to stay at a budget hotel.と言いましょう。

そのアメリカ人教師に、日本ではa budget hotelをビジネスホテルと言うんだと説明すると、案の定、「てっきり高級ホテルのことかと思った」とのこと。「アメリカ人は、ビジネスホテル好きの不思議な国民」 であるかのように勘違いされたことには苦笑いしていました。

次ページ彼女はムーディ?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事