「空気を読む」は「考えない」につながる愚行だ 危険!「思考逃避」という落とし穴(上)

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会議中、ホントは言いたいことがあるけれど「空気を読んで」言わない――なんてこと、ありませんか?(写真:wavebreakmedia / PIXTA)
ビジネスには「思考力」が大切――耳にタコができるほど聞かされてきたフレーズだ。だが、あなたはビジネスの課題について、本当に最後まで、真剣に考え抜けているだろうか。「もうこれくらいで……」と見切りをつけることも、多いのではないだろうか。
その背景には、個人の資質もさることながら、日本の典型的な組織が抱える問題が深く影響しているという。
本連載では、あの大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)が2015年7月に刊行を開始した書籍「BBT大学シリーズ」第1弾、『プロフェッショナル シンキング――未来を見通す思考力』の著者のひとりである宇田左近BBT大学経営学部長に、「考え抜けない」原因を解説していただく。

 

ひるむことなく答えを模索する「思考力」と行動する「勇気」を鍛える1冊! 監修の大前研一氏が「特効薬を求めるならば、お手軽な惹句にだまされることを半ば覚悟しながら、別の書籍を選ばれることをお勧めする」とまで語る、骨太の内容。書籍特設ページはこちら

――新刊の冒頭で、「思考逃避」について警鐘を鳴らしています。「思考逃避」とは、何なのでしょうか?

今、書店に行くと論理的思考法や問題解決手法についての書籍がたくさん並んでいます。東洋経済オンラインの読者であれば、そういった本を読んで勉強されている方も多いと思います。ですから、ビジネス上の問題についても、真剣に考え抜けば、それなりにいい答えを見つけられるという人は多いのではないでしょうか。

しかし、問題は「真剣に考え抜く」ことが、特に日本の大組織の中では、案外難しいことです。さまざまな要因によって、「考えることから逃げる」態度がしみ付いてしまう。そうすると、いくら論理的思考法について学んでも、宝の持ち腐れになってしまいます。私たちはそれを、「思考停止」を超えた「思考逃避」と呼んでいます。

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