仕事のできるアナタが「万年試験バカ」な理由

不確かなことを周りと「比較」してもムダだ!

仕事ができる人ほど陥りやすい資格試験の「落とし穴」とは(写真:evgenyatamanenko / PIXTA)

学生時代だけでなく大人になっても勉強は続く。ただ、学生時代と違い、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの勉強は大きな壁となって立ちはだかる。この連載では「2割の努力で8割の成果」をあげてきた鬼頭政人・資格スクエア代表が、悩めるビジネスパーソンからの勉強に関する相談に鋭く切り込み実践的なアドバイスをしていく。著者への勉強相談はこちらのフォームから!

鬼頭さんの著書『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』(KADOKAWA/中経出版)も発売中
【勉強相談】仕事はすぐ覚えられるのに、勉強になるとぜんぜんダメなのはナゼ?
私は今、弁理士試験の勉強をしています。実務経験はなく、知識ゼロの状態から大学院で知財研究を修了し、現在は予備校で弁理士試験の勉強をしています。
受験勉強は毎日しているのですが、ほかの人と比べて、「理解すること」に時間がかかり、悩んでいます。ほかの人が簡単に理解することでも、私は何回も読んだり、調べたりして、やっと理解にいたります。また、その理解を定着させるまでにも時間がかかります。
国家資格を受験する身としては、早くに合格したいという思いがあり、勉強しています。ですが、自分自身も「理解」と「定着」の遅さをどう克服したらいいのかわからないまま、読んで、調べて、書いて、、、の繰り返しです。
ちなみに、会社では事務系の仕事をしていますが、仕事上で「理解」と「定着」の遅さを感じることはなく、新しい仕事でもすんなりとこなせています。
なのに、ナゼ??勉強だけが、理解するのにこんなにも時間がかかってしまうのでしょうか。「理解」と「定着」を効率的に行う方法はないでしょうか。
 
(40代、女性、会社員)

 

そんな人いるんだ!?

というのが、私の第一印象です。勉強はできるのに仕事ができない人、というのは見たことがありますが、仕事ができるのに勉強ができない人、というのは新種です。ガラパゴス諸島ご出身なのでしょうか。

そんな生物の進化を体現していらっしゃるご質問者様へ有意義なアドバイスをすべく、本日は「仕事と試験勉強の違いは何か?」という点から考えてみたいと思います。

その違いはズバリ、「ごまかせるかどうか」にあると言えます。すなわち両者には、「コミュニケーション能力による”水増し”ができるかどうか」という点で、明らかな違いがあるということです。

次ページ仕事と勉強の決定的な違いは「ごまかし」
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 実践!伝わる英語トレーニング
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激動相場に勝つ!<br>株の道場

6月18日発売の『会社四季報』夏号が予想する今期業績は増収増益。利益回復に支えられる株価が上値を追う展開になるか注目です。本特集で株価が動くポイントを『会社四季報』の元編集長が解説。銘柄選びの方法を示します。

東洋経済education×ICT