秋からD判定を覆す、受験対策の3つの「ない」 「海より深い反省」の後にすべきこととは?

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現時点で志望校にD判定だった場合、どうすればいいのでしょうか(写真:CORA/PIXTA)

学生時代だけでなく、大人になっても勉強は続く。ただ、学生時代と違い、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの勉強は大きな壁となって立ちはだかる。この連載では「2割の努力で8割の成果」をあげてきた鬼頭政人・資格スクエア代表が、読者からの勉強に関する相談に鋭く切り込み実践的なアドバイスをしていく。著者への勉強相談はこちらのフォームから!

【勉強相談】
こんにちは、来年に大学受験を控えた高校3年生です。天王山、と言われる夏も終わってしまい、いよいよ秋になってしまいました。正直、夏は部活やら暑いやらで勉強が思うように進まず、いつのまにか夏休みが終わってしまいました。先日受けた模試では志望校にD判定だったので、第1志望を変えるかどうか、真剣に悩んでいます。ここから合格に持っていく方法はあるのでしょうか。

雨ニモマケズ、風ニモマケズ勉強を頑張っている人がいるかと思いきや、ご質問者さんのように呆けてのんびり過ごしている人もいたのですね。

天王山の夏と言いつつ、部活や暑いなんてことを言い訳に勉強しなかった、まずはそんな自分の行動について海より深く反省してください。大陸棚レベルではなく、深海レベルで反省してください。部活や暑いなんて、今にはじまったことではありません。勉強が思うように進まなかったのは、ひとえにあなたの気持ちの弱さが原因です。

現時点でD判定ということは「敗色濃厚」ということです。D判定のDはダメの頭文字です。ここから挽回するのは簡単ではないとまずは肝に銘じてください。

あと2段落くらい、叱咤激励という名の叱責をしたい気持ちは棚にあげて、現状を踏まえてどうしたらいいかをアドバイスしましょう。

いま、すでに9月も終わろうとしている状況ですので、ここから先は一寸たりとも無駄なことはできません。そこで、あなたに気をつけてほしいことは3つの「ない」です。

第1志望はゆずらない

1つ目は、志望校を絶対に変えない、ということです。第1志望がD判定だったから志望校を変える、というのは最も単純かつ楽な判断ですが、これはいただけません。

ここで第1志望を変える癖がついてしまうと、たとえば年末の時点でその変えた志望校の判定結果が芳しくなかったときには、また志望校を変えよう、ということになります。

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