いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)プリンシパルが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。
→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
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【キャリア相談 Vol.49】睡眠時間はどのようにとるべき?
非学歴エリートを拝読しております。たいへん励みになります。読了後、即、圧倒的努力の実践を実行に移すよう日々努力しております。34歳ということもあり、体力的につらい点もございますが、何とか自分に打ち勝てるよう耐え忍んでおります。
著書を読むかぎり、いつ睡眠をとっているのかと感じるのですが、もともとすさまじい体力をお持ちなのでしょうか。圧倒的努力の実践にあたり、いつ休息を取られていたのでしょうか。毎日2時間睡眠をずっと続けると疲れが取れず、かえって効率が悪いような気がしてしまうのですが、体はいずれ適応するものなのでしょうか。
会社員 Best match
睡眠時間が短ければよいとはかぎらない
日々、頑張っておられるようで頼もしいかぎりですが、体にはお気をつけください。睡眠を何時間取るかは目的を達成するうえでの方法論でしかありませんので、ご自身に合ったやり方がベストです。当然ながら睡眠時間を削るという行為自体に、価値があるわけではありません。
したがって、結論を最初に言ってしまうと、ご自身にとってのベストの睡眠時間は仕事を通じて身に付けるべきです。
習慣化することで、ある程度は体が適応するのでしょうが、そうはいっても自分に向かない方法を継続するのは体にもよくないですから、目指すべきところが同じだとしても、その方法は各自が工夫しつつ行うべきです。
いわゆる「できる人」が全員、睡眠時間を削っているわけではないでしょう。たっぷりと睡眠することで、起きている間の集中力を高める方もいます。また、細切れに5分、10分単位で眠ることで、頭をスッキリさせるタイプの方もいます。
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