海外留学するならば留年すべきなのか

就職活動に向けて大学3年生が抱える悩み

留年することで、会社や友人の印象が悪くなるのではと心配です(写真:naka/PIXTA)
いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)プリンシパルが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。
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【キャリア相談 Vol.47】留学して卒業を1年遅らせたら就職に影響があるのでしょうか

現在、大学3年生なのですが、夏から1年間留学する予定です。将来は漠然としていますが、日本企業で海外への営業や商品企画などをしたいと考えています。

留学からの帰国が4年生の7月なので、卒業を遅らせるか悩んでおります。卒業を遅らせるならばと、いろいろやりたいことを考え始めた結果、海外インターンシップや学校の海外PBLプログラム、国内インターンシップなど、したいことがたくさん浮かんできてしまいました。

そうなると、今度は1年休学し2年卒業を遅らせようか……とも思っております。ただこれは単なる逃げなのではと指摘されたこともあり、悩んでいます。

①会社への印象や友人が少なくなることなど、留年はどれくらい就職に影響が出るのか。
②卒業の引き延ばしを考えずに、最短で就職したほうがよいのか。

4年を超えての卒業によるキャリアについて、教えていただきたいです。
R.H.(大学生)

「就職」というフィルターを外してみよう

確かに大手の採用期間が後ろ倒しになったとはいえ、大学4年の7月に帰国するのでは焦る気持ちもわかります。一方で、いわゆる交換留学的な形で海外に行かれる方は、3年生の夏から4年生の夏までというのが多いケースかとも思いますし、何も現時点で卒業を遅らせるという前提まで作り、選択肢を一本化する必要もないと思います。

さて、悩む理由の根本は、「就職に影響するか否かがよくわからない」ということかと思われます。ということは、R.H.さんの思考のベースがすべて「就職」ということになっているようです。仮に就職という制限がなければ、どういった選択肢を自分として選ぶか、それを考えれば就職という目先のことよりも、より長期の自分自身にとってベターなことが見えてくるかもしれません。

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