いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)プリンシパルが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。
→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
前回のQ&A いきなり転職ではなく、何かを成し遂げよ
前々回のQ&A 「日本人であること」が武器になる仕事とは?
【キャリア相談 Vol.46】入社早々に辞めるのはいけないことでしょうか?
高校を出て今年から新社会人として会社に勤めているのですが、正直、やってみて自分に合わないと思いました。仕事を始めれば、何だかんだ楽しく仕事ができると思っていたのですが、やはり厳しく、来月あたりで退職を考えています。 これはいけないことなのでしょうか。
雪(社会人)
他人の目を気にしすぎてはダメ
雪さん、これはいけないことではありません。むしろいけないのは、自分に合わないとわかっているのに、ダラダラと居続けてしまうことです。しかし、辞める場合は、次を見据えて動く必要がありますので、そこは十分に考えましょう。
一般的に、短期間で仕事を辞めることは、ネガティブな側面に焦点が当たりがちですね。ただ、その視点をよくよく考えてみると、「他人の目を気にする」ということが大半である気がしています。
たとえば、ネガティブにとらえられる理由としてよく上がるのが、「次の職場からよく思われないから」ということがあります。短期間で辞める=“我慢ができない”とか、“協調性がない”とか“やる気がない”とかそういったネガティブなことを、次の職場候補から採用時に連想されてしまうので、できるかぎり避けましょう、ということかと思います。
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