学生が選ぶべきはトヨタ?三菱東京UFJ? 就活生も「転職人気ランキング」に注目しよう

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みんなが同じランキングを見ているけれども、本当にそれでいいの?(写真: 夢見る詩人 / PIXTA)

就職人気ランキング上位の企業がいい企業だと思い込んでいる学生が多いのではないでしょうか。大学受験時の偏差値ランキングと就職人気ランキングは全く異なるものです。偏差値ランキングが上であればあるほど、難易度の高い大学であり、それだけ優秀な大学と言うことができます。

しかし、就職人気ランキング上位の会社が必ずしもいい会社とは言い切れません。日本航空のように就職人気ランキング上位の企業でも倒産することがあります(日本航空は2010年1月、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請。2011年3月に会社更生手続を終結)。

ランキングに振り回されてはならない

欲しいのは宣伝ではない、ホントの情報!『就職四季報2016年版』には5000社の客観情報が掲載されている(上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

就職人気ランキングには大した意味はないので、ランキングに振り回されないようにしましょう。就職サイトなどが就職人気ランキングを作成する際に、学生にアンケート調査をします。しかし、学生は企業のことをよく知りません。だからこそ、会社説明会に出席したり、資料で企業研究をしたりするのではありませんか。企業に関する知識が不足していることは、学生自身がよく知っているはずです。

企業についてよく知らない学生を対象にアンケートした結果のランキングに、どれほどの意味があるのでしょうか。

一方、転職人気企業ランキングというものもあります。ビジネスの最前線で働いているビジネスパーソンが転職したいと思う企業のランキングです。企業について知らない学生ではなく、いろいろな企業を知っているビジネスマンが評価する企業のランキングです。こちらのランキングならば、本当の有望企業が掲載されていると見て間違いありません。

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