就活生は夏に何を着ればいいのだろうか。暑い最中にスーツはつらい。企業のクールビズ期間中は、就活生もクールビズでいいのだろうか。それとも就活生なのだからスーツで行くべきか。いや、クールビズ期間中なのにスーツを着ていては「空気を読めない学生」と思われてしまうのではないか。ところで、クールビズとは言っても、上着は着るべきか、それともYシャツだけでいいのか。ネクタイはどうするか。
大学のキャリアセンターによっては、「クールビズ期間中はクールビズにしなさい」と明確に指示するところもある。しかし、就活生は1日に数社訪問する。各社によってクールビズの基準が違う場合は何を着ていけばいいのか。服装なんて気にする必要はないという声はあるが、就活生の悩みはつきない。就活生が「服装でマイナス評価を受けるのは避けたい」と思うのは当然だ。
70%以上の企業がクールビズに理解
衣料専門店のAOKIはマイナビスチューデントと共同で、人事採用担当者へ就活スタイルアンケート調査を実施、その結果を基に夏の就活スタイルを提案している。
調査によると「就活生がクールビズを取り入れることについてどう思いますか?」との質問に対して「非常に抵抗がある」が7.5%、「少し抵抗がある」が20.5%。一方、「適度にとりいれるなら問題なし」は49%、「積極的に取り入れてほしい」は23%。70%以上が就活生のクールビズに理解を示しているが、どんなスタイルがいいのかは業界によって違いがある。
調査では、全業種の採用担当者が従来通りのスーツスタイルをOKと回答している。AOKIでは、まず夏用に従来スタイルのスーツの購入を勧めている。真夏にスーツを着てネクタイを締めるのはしんどいと思うだろう。しかし、見かけは従来スタイルでも暑さを乗り切るための機能が揃っている。今年から就活スケジュールが後ろ倒しになり、夏も就活することになったため、衣料専門店各社は夏用のリクルートスーツに力を入れているのだ。
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