「コロナ続いてほしい」普通高校脱落する子の本心 東海地方で30年働く先生が語った事(第3回)

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濱井正吾 底辺校 教育困難校
コロナ禍を経た教育困難校の生徒たちの変化を聞きました。※写真はイメージ(写真: show999 / PIXTA)
学力が低く、授業についていくことができない「教育困難」を抱える生徒たちを考える本連載。今回お話を伺った鈴木先生(仮名)は、東海地域で30年以上高校教員として働くベテラン教師です。鈴木先生の高校は、偏差値40以下の私立高校で、昔も今も「教育困難な生徒」=「勉強がなかなかできない生徒」が多く通っています。
そんな先生の目から見ると、昔よりも現在のほうが、さまざまな意味で「深刻な」問題を抱える生徒が多くなっているのだそうです。自身も15年前に「教育困難」校を卒業した濱井正吾氏が、コロナ以前と以後の学校の変化について伺いました。

コロナ禍で大きなダメージを受けた教育業界

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今回、お話をお聞きした鈴木先生(仮名)は、東海地域で30年以上、偏差値40以下の「教育困難」校の高校教員を務めています。

鈴木先生は語ります。「コロナでもっともダメージを受けたのは教育業界」だと。教育業界の酸いも甘いも知るベテラン教師に、1事例として、その理由を尋ねてみました。

コロナ禍では、ニュースで大きく報道される外食業界がもっとも深刻な影響を受けたと思っている人も多いでしょう。

しかし、鈴木先生は「コロナで最も深刻なダメージを受けたのは地域の普通の全日制私立高校です」と言います。その理由についてお聞きしたところ、自身の経験に基づいた鈴木先生の洞察をお話ししてくださいました。

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