
生徒の学力の低さや、授業態度などで教育活動が成立しない学校は「教育困難校」と呼ばれており、「底辺校」と揶揄されることもあります。
偏差値40以下の私立高校教員として、30年以上のキャリアがある鈴木先生(仮名)に取材したところ、そうした生徒たちが教育困難校に通う理由には、彼ら・彼女たちの親の存在が大きいとのことでした。
そしてその様相も、過去と現在で大きく様変わりしているとのことです。
教育困難校に関わる教員や、卒業生に話を聞く本連載の2回目は、前回に引き続き鈴木先生の高校の1事例を紹介したいと思います。
生活保護世帯の生徒が増える
現在鈴木先生が働く高校に通う生徒たちの親には、どのような人が多いのでしょうか。
鈴木先生は前回のインタビューで、自身の高校では、生活保護世帯の生徒たちが増えていることを話してくださいました。
そのほかにも、学校側が子どもに課題を与えることに対して、親が過剰に反応をする傾向があるようです。
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