「わが子に煙たがられる親」が知らない"7つの鉄則" 「勉強させよう」「しつけよう」が徒労に終わる真因

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しつけ 叱る
しつけや勉強を優先することで叱ることが増え、親子関係が悪くなっている例は本当に多いです(写真:Taka/PIXTA)

みなさんの家庭では親子の関係はうまくいっていますか? それともあまりうまくいっていないと感じていますか?

私の経験ですと、親子関係をよくすることよりもしつけや勉強を優先している家庭では親子関係が悪くなることが多いです。

否定的に責める言葉で叱ることが増え…

しつけや勉強を優先する親には次のような思いがあると考えられます。

1、勉強させて学力を上げていい学校に行かせなくては。そうしないといい仕事につけないし負け組になってしまう

2、世間から見てみっともないことにならないように、しつけをしっかりしなくては。自立した子にしなくては

そして、このような思いが強い親は「しつけや勉強のためなら親子関係が多少悪くなっても仕方がない」くらいの気持ちでいるようです。

その結果、「勉強しなきゃダメでしょ」「なんでちゃんと片づけないの」「食べるときは肘をついちゃダメ」などと否定的に責める言葉で叱ることが増えます。

これは非常にまずいことで、子どもは「自分はダメな子だ」と感じるようになって自己肯定感が下がります。そうなると、勉強でも運動でも生活習慣でもがんばる気力・向上心・チャレンジ精神などがしぼんでしまいます。

同時に、「お母さん・お父さんは自分のことをダメな子だと思ってるようだ。こんな自分はもう大切にされてないかも」と感じます。それで親に対する不信感を持つようになります。

それでますます親の言うことに耳を傾ける気持ちがなくなります。反発心が出て敢えて逆のほうにいきたくなったりすることもあります。このような悪循環に陥ってしまうと親子関係はどんどん悪くなります。

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