AIを使って「クソどうでもいい仕事」を量産するエリート部下が言い放った驚きの一言

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頭を抱えるビジネスマン
AIの導入によって仕事は効率化したはずなのに……結果的に「ゴミ仕事」が増えてしまう理由とは?(写真:HiroSund/PIXTA)
「AIが進化すれば、無駄な仕事は減り、人間は創造的な業務に集中できる」と信じられている。
しかし現実はどうだろうか。
新刊『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』の著者・三浦慶介氏は、思考停止した人間がAIを手にしたとき、オフィスは「クソどうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)」の生産工場に変わると警告する。
本記事では、同書から一部抜粋・再構成し、AI時代に増殖する無駄の正体と、それを量産する部下との向き合い方について解説する。

AI同士がゴミを投げ合い、人間が片付ける

AI時代に仕事と呼べるもの: 「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方
『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「AIを導入して業務効率化を進めろ」

「これからはAIを使いこなせる人材しか生き残れない」

そんな掛け声のもと、多くの企業がAI活用に躍起になっています。しかし、現場の実態はどうでしょうか。楽になるどころか、むしろ謎の仕事が増えて疲弊している。そんな感覚を持っている人は少なくないはずです。

実は今、世界中のオフィスで「AIが生み出した『クソどうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)』を、人間が必死に片付ける」という、笑えない喜劇が繰り広げられています。

人類学者デヴィッド・グレーバーが提唱した「ブルシット・ジョブ」は、かつては無駄な事務作業や会議を指していましたが、AI時代においてはその質が変質し、増殖しています。

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