AIを使って「クソどうでもいい仕事」を量産するエリート部下が言い放った驚きの一言

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組織がやるべきは、彼らのお守りをすることではなく、人事評価制度を根本から変えることです。「AIを使っているか」などはどうでもよく、「その仕事が誰の役に立ち、どんな成果を生んだか」という「目的の達成度」だけを厳格に評価するのです。

いくら上司が指摘しても、理解しない部下は永遠に理解しません。できることは、明確に低い評価をつけることです。「あなたが理解しようがしまいが、あなたの仕事に価値はない」という事実を突きつけることです

それができない職場はどうなるか? 優秀な人ほど転職していきます。そのような部下のお守りで時間を浪費するくらいなら、自分の能力を発揮できる環境を選ぶのは必然のことです。

すると、残るのは「AIによってブルシット・ジョブを大量生産する部下と、それを止められない上司」という組織です。そのような企業が、競争の激しい時代に生き残れるわけがありません。

教育に時間をかけるべきではない若手を見抜く

AI時代だからこそ、人間の思考力によって生産性には大きな格差が生まれます。部下を甘やかしている余裕はありません。目的のないAI利用は、厳しく指摘すべきです。成果を出しているかどうかは、厳しく問うべきです。

優秀なビジネスパーソンがすべきは、自分の能力をAIによって加速することです。部下のお守りに時間を使うことではありません。

ブルシット・ジョブの後始末をし続けるくらいなら、部下の仕事を奪ってしまったほうが、ずっと組織のためになります。

「教育に時間をかけるべきではない若手を見抜く」ということは、これからのビジネスを勝ち抜くためのシビアなルールなのです

三浦 慶介 株式会社グロースドライバー代表取締役社長

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みうら けいすけ / Keisuke Miura

1983年生まれ。一橋大学法学部卒業。サイバーエージェント、リヴァンプ、グロース上場企業スパイダープラスのCMOを経て2025年に独立。ゲーム・小売・飲食・教育・建設Techなど幅広い業界で事業成長を牽引。会員数150万を超えるヒットゲームの開発、数百万人が利用するCRMアプリの企画・開発、年間数十億円を運用するマーケティングチームの内製化、1年で生産性を160%改善する営業改革など、業種・業界を問わない事業成果を実現。現在は「AI時代の人材育成×事業戦略」を専門に、事業成長の伴走支援と知見の体系化に取り組む。著書に『AI時代に仕事と呼べるもの』(東洋経済新報社)がある。

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