「ガチ中華300店以上食べた」彼が極めた名店探し 美味しい店の探し方や、失敗を回避するコツ

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またInstagramやX(旧Twitter)と同様に、REDもユーザーがよく見ている投稿を学習し、フォローしていなくてもおすすめの投稿がタイムラインに出てくるようになっている。ガチ中華の投稿ばかりを検索していた筆者のREDのタイムラインは、いつしかガチ中華の出店情報がたくさん流れてくるようになり、新店舗情報をキャッチアップできるようになっていた。

最近は店に通うようになって仲良くなったオーナーから、別の知り合いがガチ中華の店をオープンするという情報を教えてもらったり、ガチ中華の店に置いてあるタブレットタイプや、QRコードをスマホから読み取るタイプのメニューを導入している中国系企業の営業の人と知り合ったことで、新店舗情報を教えてもらう機会も増えた。

もちろんガチ中華が集まっている池袋や上野、高田馬場などを散歩して見つけることもある。中華物産店や中国人が経営するネットカフェなどは、街歩きで見つけることが多い。

美味しい店を選ぶコツ

ガチ中華の店が増えてくると、「流行に乗って儲かりそうだから」、といった理由でほかの業界から飲食店に参入する中国人も増えてきて、当たり外れも出てくるようになる。

中国でも適当に安い店に入るとやる気のない店員がなんとも微妙な料理を出してくることがあるし、日本にあるどんな店でも当たり外れがあるため、仕方ないだろう。

筆者はプロのグルメ専門家ではないので、細かい調理法までは言及できないが、店選びの際に気にかけているのは「店のオーナーや料理人の出身地と、店で提供している料理の地域が同じかどうか」ということだ。

中国は広いので中華料理・中国料理といえども地域によって特徴が違ってくる。四川料理は唐辛子や花椒を使った、麻辣(マーラー)な、辛い料理が有名だ。

ガチ中華 阿生 
辛い、麻辣な味が特徴の四川料理。湖南料理も辛さが特徴だが、四川料理の辛さとは異なる(写真:筆者撮影)

唐辛子と花椒を使う麻辣な四川省の辛さに対して、湖南省は唐辛子をメインにした辣(ラー)な辛さが特徴的だ。逆に上海料理は砂糖や醤油などを使った茶色くて甘めの料理が多いというように、地域ごとに大きく特徴が異なり、1つの地域でさえもさらに細分化される。

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