夏から秋の変わり目で「体調が崩れる人」の特徴 自律神経と基礎代謝、体の中で何が起こっている?

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自分では意識することのない基礎代謝ですが、実は、体感として誰もが感じ取っています。基礎代謝の低い夏では、20度という気温は、少し涼しく感じます。基礎代謝の高い冬では、20度といったら、かなり暖かく感じます。

同じ気温でも感じ方に差があるのは、基礎代謝の違いによるものだったのです。そして、この基礎代謝の季節による違いが冬から春、夏から秋へ季節が移り変わるとき、私たちを悩ませます。

たとえば、冬の間は交感神経の働きで体の熱を逃がさないようにしつつ、基礎代謝を高めてエネルギーを生み出しています。

でも、2月のある日、「春一番」とともに日中の気温が23度まで一気に上昇! 冬対応の体は必死に暑さに対応しようと副交感神経をせっせと働かせますが、いかんせん基礎代謝が高いので、5月の20度は快適でも冬の20度超えはとても暑く感じ、コートの中は汗ばむほどです。

自律神経は大忙し

ところが一転。夜になるとひとケタまで気温は急降下。ついさっきまで春がきたと思っていたのに、季節は真冬に逆戻り。自律神経は大忙しで、対応に大わらわです。

こんなことが、季節が移り変わる間、何度も繰り返されます。これ以上の説明をしなくても、体が悲鳴を上げている様子が目に浮かびますね。

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