低気圧で体調が崩れやすい人に見られがちな特徴 自律神経の名医が天気を味方につける方法を伝授

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低気圧による不調は、なぜ起こるのでしょうか(写真:アン・デオール/PIXTA)
“天気が悪いと頭が痛い、体が重い、やる気も出ない……、なんとかしたいけど天気が相手だと、防ぎようがない”そんな低気圧不調の症状に悩む人が少なくありません。なぜ、低気圧不調は起こるのか。どういう人がどういうときに症状が出るのか。自律神経の名医と気象予報士が天気を味方につける方法を探った『天気に負けないカラダ大全』から一部抜粋、再構成してお届けします。

低気圧がきても平気な日とそうじゃない日がある

「頭が痛くなるのは、決まって低気圧の日ばかり」と、気象病や天気痛が一般的になってきた今、低気圧不調に関するこんな会話もよく聞かれるようになりました。

日本の上空を通過する低気圧の数は、なんと年間およそ100個。単純計算で、3~4日に1回は低気圧がくることになります。しかし、年に100回も低気圧によって頭が痛くなったり、体調を崩したりはしないですよね。

なぜ、低気圧がきても平気な日とそうじゃない日があるのでしょう。

低気圧にはパラパラッと弱い雨を降らせて通りすぎるものから、バケツをひっくり返したような大雨を降らせるものまでさまざまあります。体調を悪くさせる要素のひとつは、間違いなく低気圧の強弱なのですが、大雨の日でも案外動けるし気分も落ち込まない、そんな日があるのも事実です。

体調が悪くなる日を深掘りしていくと、大雨で肌寒い日とか、シトシト雨が降り続いてじめっと湿度の高い日など、自分が苦手とする天気には、気圧だけではなく気温や湿度も大いに関係しているのです。

でも、苦手とする天気の日でも、やっぱり、ひどく体調を崩す日とそうでない日があるはず。その理由は、自律神経にあります。

自律神経は体の機能が正常に働くように365日休みなく働いています。しかし、強いストレスを受けたときなどにバランスを崩し、急な変化に対応できなくなることも。人間関係や環境の変化、急激な天気の変化、寒暖差も、自律神経にとっては強いストレスにあたります。

つまり、天気(季節、気圧、気温、湿度)と自律神経のバランスの掛け算で、低気圧不調の有無や強弱が変わってくるのです。

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