ポリヴェーガル理論という新しい自律神経の捉え方では、人との交流が減り、感情が動く機会が少ないと、自律神経の一種である腹側迷走神経の働きが落ちてしまうともいわれます。
季節の変わり目の梅雨の時期は、出歩く機会や人との約束が減ってしまうことで、副交感神経がうまく働かないということもまた、体調に影響を与えていると考えられます。
ここからは余談ですが、基礎代謝や自律神経の働きによって、食欲も影響を受けています。
秋から冬にかけて、体は交感神経の働きで心臓の動きを早め基礎代謝を高めているので、エネルギーのもととなる食べ物をたくさん必要とします。
だから「食欲の秋」は必然であって、おいしいものがたくさんある味覚の秋に食べるのを我慢するなんて、本当はしないほうがいいのです。
冬はたくさん食べても太りにくい
さらにいうと、基礎代謝の低い夏の間はさっぱりとカロリーの低い食べ物を好みますが、秋から冬はカロリーの高いものが食べたくなります。
たとえば、夏の冷やしうどんは、大根おろしにすだちを利かせてさっぱりいただくのに対し、冬は鍋焼きうどんのように味付けも濃いめでたくさんの具材が欲しくなります。
体のメカニズムから考えれば、冬は夏に比べてカロリーの高いものを食べても基礎代謝が高いので太りにくいといえます。頭で考えるより、本能に従ったほうが健康でいられそうですね。

