子育て本、読むほど「悩みの迷路」にハマる納得理由 Amazonで検索するだけでも1万冊

✎ 1〜 ✎ 223 ✎ 224 ✎ 225 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ネットや子育て本の情報量はあふれ続け、親も子育てについて学ぶ機会が増えている時代。多読することで子育ての悩みが増えることがあるといいます(写真:プラナ/PIXTA)
【質問】
5歳と9歳の子どもがいる母親です。激動の時代と言われる中、教育も変わってきていることもあり、親が子育てについてもっと学ぶべき時代になってきたと思っています。そのため、日々たくさんの子育て本を読んだり、ネットで子育ての記事を読んだりしながら勉強していますが、学べば学ぶほど悩みが深くなっていきます。書いてあることが本や記事によって異なることもあり、どれが正しいかなかなかわかりません。どのように子育てを考えていけばいいでしょうか?
(仮名:成田さん)

子育て情報の大洪水に飲まれていませんか?

確かにこの数年だけをみても、激動の時代という印象があります。教育の世界でも2020年に小学校の学習指導要領改訂が行われました。そこから段階的に中学、高等学校の改訂があるなど、日本の教育界も大きな変化の渦の中にあります。

このような変革期にはさまざまな価値観や情報が流布します。ネット上に情報があふれ続け、私たちが触れる1日の情報量は江戸時代の人の1年分に匹敵するとも言われるほどです。

書籍にしても、Amazonで「子育て」と検索すると、1万冊以上の本が出てきます。子育て以外の教育関連のキーワードまで含めると膨大な数になり、情報に飲み込まれそうになります。

筆者は子どもたちの教育に携わって早35年が経ちました。この間の変化を振り返ると、子どもの教育に関する親の悩みの本質は変わっていませんが、悩みの種類が増えたように感じています。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事