ネット情報はいわば「デパ地下の試食」である
読書の重要性をネットに書くと必ず「読書なんか必要ない」という書き込みをされます。でも、「読書の習慣のない人」は、読書の本当のメリットを知らないはずです。
あなたの人生で大切なものは何でしょう。「健康」「お金」「時間」「人(つながり)」「自己成長・自己実現」……。
読書はこれら全てを与えてくれます。
私の読書術について具体的に説明する前に、なぜ私がこれほど読書に魅了されているのかという経験も含めて、「読書によって得られるもの」について考えてみたいと思います。
結晶化された知識~「デパ地下の試食理論」
「今は、インターネットの時代。ありとあらゆる情報がネット上にあふれているから、検索すれば何でもわかる」と言う人がいます。極端な人は、「ネット情報があるから、本なんかいらない」と言います。私は、これは全くナンセンスだと思います。
デパ地下に行くと、たくさんの試食品が食べられますね。何個かつまんで食べてみると、どれもおいしい。でも、試食だけでお腹いっぱいになるでしょうか?
ネット情報というのは、デパ地下の試食のようなものです。有料で販売している商品を小さく切って食べさせてくれますから、1つ1つはとてもおいしいものです。しかし、これをいくつかつまんだとしても、お腹いっぱいにはなりません。
ネット情報は、「断片化」されています。つまり、体系化されていないということです。
知識の一部分だけを知ることはできても、「本」のように物事の全体像を、順を追って体系的に学ぶことはなかなかできません。
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