朝起きた時点で疲れ切っているのに、課題解決のためのブレインストーミングを始めたりしていないだろうか。そうなると、「自分を責める物語」を作り出してしまうと、ティム・フェリスは指摘する。
そういう状態から抜け出し、よりよい人生の戦略を練るために一流コーチのトニー・ロビンズが日々実践していることとは。ティム・フェリスの心をとらえたその秘訣を『巨神のツール 俺の生存戦略』の『富編』の中から、紹介しよう。
ティム・フェリスの人生を後押しした本
トニー(アンソニー)・ロビンズは、世界中でもっとも有名なパフォーマンス・コーチだ。
これまで彼は、ビル・クリントン、セリーナ・ウィリアムズから、レオナルド・ディカプリオ、オプラ・ウィンフリーにいたるまで、ありとあらゆる人間を指導してきた。
また、国際的指導者であるネルソン・マンデラ、ミハイル・ゴルバチョフ、マーガレット・サッチャー、フランソワ・ミッテラン、ダイアナ元妃、マザー・テレサ、そしてアメリカ大統領3名にもコーチングを行い、アドバイスを与えてきた。
私が初めてトニー・ロビンズの本『一瞬で自分を変える法――世界No.1カリスマコーチが教える』を読んだのは、高校生のとき、オールAのクラスメイトにすすめられたのがきっかけだった。
それから大学を出たての頃、母親から譲り受けたミニヴァンで通勤中、トニーの『Personal Power Ⅱ』の中古のカセットを聞いた。
これが、私が最初についた仕事に大きな影響を及ぼし、そこから週4時間だけ働くという、多くの冒険(なかには失敗もあったけれど)へとつながっていった。
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