「超一流コーチ」トニー・ロビンズの自分の高め方 圧巻の成果が欲しいならまず「状態」を整えよう

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その日1日の状態を整えるためには、朝何をするかが大事だ。トニーがどんなことを自分に課しているか、紹介しよう。

目覚めるとすぐに、トニーは呼び水となる儀式に取りかかる。これは、彼の身体機能をシャキッと目覚めさせるためだ。

彼は言う。「私が言いたいのは、君が人生のゴールデンタイムを望むなら、日々そのように訓練しないといけない、ってことだ」。

トニーが何年間も使い続けてきた武器がある。そのうちいくつかは、僕自身、自分の生活に取り入れてきた。

自分自身を掘り下げる時間を確保しよう

・冷たい水に飛び込む(僕は飛び込む代わりに、冷たいシャワーを30~60秒間浴びるようにしている)。

・トニーは、次に紹介する呼吸法を30回×3セット実践している。彼がこれを椅子に座って実践している様子は、ヨガの「火の呼吸」のポーズによく似ている。

彼は呼吸と同時に、息を吸うときに頭の上で腕を思いっきり伸ばし、吐くときに胸のところまでひじを下げる動作を行っている。

・代替法として、「呼吸を意識して歩くこと」。これはトニーが昔取り入れていた方法の1つだが、僕は今でも旅先などでよくやっている。

歩いているときに、鼻から短く4回息を吸い込み、それから4回、今度は口から短く吐き出す。これを数分間行う。

この他にも、トニーはいわゆる瞑想のようなものを、9~10分程度行っている。彼の目的は、他の人とはだいぶ違っている。

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それは、その日1日を気持ち良く過ごすために、生き生きした感情を呼び覚まして、それを持ち続けていられるようにすることだ。

彼は9~10分間の瞑想を、3つのパートに分けて行っている。

トニーは言う。

「これはいつも言ってるんだけど、それを10分間続けるのは無理だ、なんて言い訳はどこにも通用しない。たった10分の時間も割けないようじゃ、自分の生活がないって言ってるようなものじゃないか」

トニーの言葉は、あらゆるジャンルの瞑想の達人たちから、いろんなかたちで聞いた言葉を僕に思い出させた。

「自分自身を掘り下げるために20分の時間も捻出できないのであれば、あなたに必要な時間は20分ではなく2時間だ」

ティム・フェリス 起業家、作家

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Tim Ferriss

米国の起業家、エンジェル投資家、作家、ポッドキャスター、ライフスタイル研究の第一人者。ファスト・カンパニー誌の「世界で最も革新的な人物」、フォーチュン誌の「40歳以下の影響力ある40人」、CNN の「テクノロジー分野における地球有数のエンジェル投資家の一人」などに選出される。

これまでに刊行した5冊の本はいずれもニューヨークタイムズベストセラーやウォール・ストリート・ジャーナルベストセラーリストで1位となり、『The 4-Hour Workweek』(邦訳『「週4時間」だけ働く。』)は35カ国で翻訳されている。

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