「金も人脈も無し」成功する人しない人の決定的差 「低予算映画の巨匠」R・ロドリゲスの生存戦略

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ほほえむ映画監督ロバート・ロドリゲス
映画監督ロバート・ロドリゲスは「私はいつも、WHY(理由)を伝えることにしている」と語る(写真:Albert L. Ortega/GettyImages)
35カ国で翻訳された『「週4時間」だけ働く。』の著者として日本でも知られるティム・フェリス。彼が現代のパイオニア106人に成功の秘密を聞きまくってまとめた本『巨神のツール 俺の生存戦略』がついに翻訳出版された。
同時刊行された『巨神のツール 俺の生存戦略 富編』『巨神のツール 俺の生存戦略 知性編』『巨神のツール 俺の生存戦略 健康編』の3冊には、自分らしく生きるためのノウハウがたくさん詰まっている。
今回は「知性編」の中から、映画監督、脚本家、プロデューサー、撮影カメラマン、編集者、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持ち、大手映画会社で配給されたもっとも低予算の映画として有名になった『エル・マリアッチ』の制作者、ロバート・ロドリゲスの生存戦略を紹介しよう。

今ある資産を最大限活用する

君も、「ロドリゲス・リスト」を作ろう。

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これは、自分のすべての資産を書き出して、そのリストに基づいて映画を構成する、という意味だ。ロバートが「試験的作品」として『エル・マリアッチ』を制作したときのアプローチに由来する。

「自分にはどんな資産があるか?」と自問するスタイルは、億万長者のリード・ホフマンに似ている。ロバートのやり方はこうだ。

「ただ、自分の持ち物を調べただけさ。友人のカルロスがメキシコに農場を持っていた。いいぞ、そこには悪い奴らがいそうだ。

カルロスのいとこがバーを経営していた。バーは銃撃戦のシーンにぴったりだ。悪い奴らがたむろしているし。

別のいとこはバス会社を経営していた。これもいいぞ、中盤のどこかにバスを使ったド派手なアクションシーンを入れよう。

彼はピットブル(世界最強の闘犬)を飼っていた。よし、映画に使おう。

別の友人は、カメを拾って飼っていた。これも映画に使おう。動物の調教師がいると思われると、商品価値がぐっとあがるぞ」

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