「だから、もっと大きなことを考える必要がある。競争が少ない場所。
私は常々テレビの世界に進出したいと思っていたけど、金曜夜7時にNBCで番組を持つのではなくて、自分でケーブルテレビ局El Reyを作った。自分のテレビ局を持っている人は何人いると思う? 誰もいない。
私がEl Reyを立ち上げようとしたとき、ほかに100人の応募者がいた。多いと思うかもしれないけど、全国でたった100人? 本当に? しかも実施可能な確かな事業計画とビジョンを持っている人は何人いるんだろうか? たぶん5人だ。
金曜とか土曜の夜にNBCで番組を持つことを狙っている2万人と競うのではなく、5人と競うんだ。こう言いたい。『もっと広い視野を持とう……』」
自分が正しいかわからない。だからおもしろい
「(私がホストを務める『Director’s Chair』で、ロバート・ゼメキス(映画監督、脚本家)が話していたのだが)『フォレスト・ガンプ/一期一会』を制作しているとき、これまでで最悪の映画を撮っていると思っていた。
……また『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では、あるシーンで流れる『ジョニー・B・グッド』がパンチが効きすぎているのでそのほとんどをカットしようと思っていた。『映画にまったくかみ合っていない。試写会の前に編集しておこう』と」
ティム:「彼のスタッフたちは『お願いだから最後まで残しておいてくれ!』という感じだっただろうね」
ロバート:「とにかく試写をしてみよう、ということになった……。彼は『見た人は大変なショックを受けた。バカうけだった』と言った。人生、何があるかわからないね。先のことは誰にもわからないんだよ。
このストーリーを多くの人に知ってほしい。『自分が正しいことをしているかどうかわからない。ほかの人はわかっているみたいだけど』と思うことが多いからね、実際のところ、誰にもわからない。だからおもしろいんだ。知る必要もない。とにかく前に進むしかない」
●WHYから始める
ロバートがもっともよくプレゼントをする本は、サイモン・シネックの『WHYから始めよ!』だ。
「この本を読んで、自分が何をしていたかよくわかった。だから、どんな行動が正しくてどんな行動が間違っているかが理解できるようになるために、この本を多くの人にすすめている」
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