大きな試合に臨む前に自分にかける言葉
ショーン・ホワイトは、プロのスノーボーダー、スケートボーダーだ。
これまで彼が達成した数多くの業績の中でも、オリンピックでの3度の金メダルと、Xゲーム(いろんな種類のエクストリームスポーツを集めて夏と冬の年2回開催されるスポーツ競技大会)での多数のメダル獲得数は特筆すべきものだ。
オリンピックの試合に臨む直前に、自分にかける言葉は何ですか? との問いに、ショーンはこう応えた。
「今日の終わりには誰が気にしてるもんか、大きな問題じゃないだろう? だね。
僕は今、ここにいて、これから大きなことに挑戦しようとしてる。あとはベストを尽くすだけじゃないか。これが終われば、家族が待つ我が家へ帰れるんだ……。今、僕はすっかりこの空気にのまれちゃってるけど、誰も気にしちゃいない」
「家に帰れば、家族が待っていてくれる」
この部分を、彼は、メンター(良き指導者)の1人である、元プロテニス選手のアンドレ・アガシの本から引用した。
ショーンも僕も、アガシの自伝『OPEN―アンドレ・アガシの自叙伝』が大好きだ。ここでみんなにもおすすめしたい。
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