
著名スノーボーダー、ショーン・ホワイトの生存戦略とは (写真:Andreas Rentz/Getty Images)
35カ国に翻訳された『「週4時間」だけ働く。』の著者として知られ、8億ダウンロードを誇るアメリカの大人気ポッドキャスト「ティム・フェリス・ショー」のホストでもあるティム・フェリス。
彼が現代のパイオニア106人に成功の秘密を聞きまくってまとめた本『巨神のツール 俺の生存戦略 富編』『巨神のツール 俺の生存戦略 知性編』『巨神のツール 俺の生存戦略 健康編』の3冊がついに翻訳出版された。
今回は「富編」の中から、オリンピックの金メダリストである世界的なスノーボーダー、ショーン・ホワイトが15歳の時、どうやって先輩からの理不尽な要求を受け流したかを紹介しよう。
大きな試合に臨む前に自分にかける言葉
ショーン・ホワイトは、プロのスノーボーダー、スケートボーダーだ。
これまで彼が達成した数多くの業績の中でも、オリンピックでの3度の金メダルと、Xゲーム(いろんな種類のエクストリームスポーツを集めて夏と冬の年2回開催されるスポーツ競技大会)での多数のメダル獲得数は特筆すべきものだ。
オリンピックの試合に臨む直前に、自分にかける言葉は何ですか? との問いに、ショーンはこう応えた。
「今日の終わりには誰が気にしてるもんか、大きな問題じゃないだろう? だね。
僕は今、ここにいて、これから大きなことに挑戦しようとしてる。あとはベストを尽くすだけじゃないか。これが終われば、家族が待つ我が家へ帰れるんだ……。今、僕はすっかりこの空気にのまれちゃってるけど、誰も気にしちゃいない」
「家に帰れば、家族が待っていてくれる」
この部分を、彼は、メンター(良き指導者)の1人である、元プロテニス選手のアンドレ・アガシの本から引用した。
ショーンも僕も、アガシの自伝『OPEN―アンドレ・アガシの自叙伝』が大好きだ。ここでみんなにもおすすめしたい。
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