2000連休で自己啓発本を多読した男が悟った真実 即効性を求めることは近道のようで実は遠回り

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自己啓発本の効果は「読むと興奮するが寝ると元に戻る」でした(写真:Taki/PIXTA)
今年のゴールデンウイーク(GW)も今日で終了。4月29日(金・祝)から最大10連休を過ごしたという人も少なくないでしょう。会社員であればGWの10日程度、学生ならば夏休みの40日程度が「連休」の相場。ところが、『人は2000連休を与えられるとどうなるのか?』の著者・上田啓太氏は、結果的に6年間、驚異の2000連休以上を過ごしました。
あまりに長い連休の間に、人間の感情や身体はどのように変化していくのか。同書より一部抜粋、再構成して4回連載でお届け。
今回は第1回(「人は2000連休を与えられると一体どうなるのか?」4月30日配信)、第2回(「2000連休を過ごした男が悟った生活リズムの真実」5月5日配信)に続く第3回。連休当初の解放感と幸福感は長くは続きませんでした。しだいに過去の記憶と将来への不安に苛まれはじめた筆者は、本を読むことに救いを求めますが……。

自己啓発書の読後感はアルコールの酔いに似ている

もっと本を読むべきなのかもしれない。文章を読む面白さはインターネットで学んだ。本はそれほど読まなかった。たまに興味を持った小説を読むくらいで、どちらかといえばインターネットの文章が好きだった。しかし数年前から少しずつ本を読むようになっている。

小説以外ではじめて読んだ本はいわゆる自己啓発書だった。人生に行き詰まりを感じて、自分を変えたいと思っていた。そんなときにコンビニの書棚で見かけた。本屋ではないところが、いかにも日常的に本を読まない人間の出会い方だった。

自己啓発書は面白かった。読後すごく興奮した。これで自分の人生は好転するんじゃないかと思った。しかし興奮は続かなかった。数日すると元に戻る。アルコールの酔いが続かないように、一晩眠ると以前の自分に戻ってしまうのだ。そんなことが何度か続いた。読むと興奮する。寝ると戻る。

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