外国人への規制強化受け、ヨーロッパでの進学を決める
「私はもともと日本国籍を取得して、日本のパスポートを持つつもりでした。でも、今の情勢だと、今後ビザを更新することさえ不安になってきました。高校から日本に来て、高等教育を全部日本で受けているので、結構迷いました……。つらい選択ですが、日本を離れてヨーロッパで博士課程に進学することを決意しました」
こう打ち明けたのは、京都大学大学院修士課程2回生のAさん。中国の上海出身で、中学卒業後の2015年に日本の高校に留学。立命館大学に進学し、京都大学大学院に進んだ。
Aさんが日本に留学したきっかけは、中学生の頃に旅行で訪れた際、PM2.5による大気汚染がなかったことと、親戚がすでに日本の高校に留学していたことだった。併せて、先進国の中では学費などが抑えられることが、日本に留学することの魅力だという。
「中国人が日本に多く留学しているのは、アメリカやイギリスなど他の先進国に比べて、生活費と学費が断トツに低いからだと思います。私も実家のアパレル業がコロナ禍で倒産したために、大学院は国立に行く必要がありました。京都大学の大学院を選んだのは、世界大学ランキングで上位であり、ノーベル賞受賞者も多いからです」


















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