毎日食べる「ご飯(米飯)」。ご飯を冷凍保存されている方は多いと思いますが、「余ったからとりあえず冷凍する」方や、「これで正解か自信がない」方も多いと思います。
「冷凍食品専門家」「冷凍生活アドバイザー」として活動し、『いますぐ食べたい!冷凍食品の本』や『冷凍王子の冷凍大全』などの著書のある“冷凍王子”こと西川剛史さんが、ご飯のおいしさをキープする冷凍術の極意を紹介します。
皆さんは普段、炊いたご飯をどうやって保存していますか? 冷蔵、炊飯器、冷凍……と、家庭によってさまざまだと思いますが、ズバリ、ご飯を最もおいしく保存できる方法は「冷凍」なんです。
単に長期保存ができるだけではなく、おいしさもキープできるのが冷凍の良さです。
ご飯がマズくなる理由はコレだ!
その理由は、ご飯に含まれるでんぷんにあります。
でんぷんとは、簡単に言ってしまうと、ご飯のおいしさの決め手である甘さや粘り、食感のもと。お米のでんぷんは水分と一緒に加熱(炊飯)することで、もちもちとやわらかく、消化しやすくなります。
この現象を「糊化(こか)」または「α(アルファ)化」といい、糊化されたでんぷんの状態を「αでんぷん」と呼びます。この状態がキープされると、おいしさが保たれます。
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