先陣を切ったのは三井住友銀行だった。
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旧一般職の行員たちの働き方はどう変わったのか(撮影:梅谷秀司)
労働力不足の中、「女性活躍」が叫ばれて久しい。多くの企業が施策を打つが、効果を出す先進企業と変われぬ後進企業との差は開く一方だ。
『週刊東洋経済』5月18日号の第1特集は「女性を伸ばす会社、潰す会社」。真に女性を活かすための処方箋とは。
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銀行から「一般職」が姿を消しつつある。店舗の窓口業務や内勤事務を担う職種で、ほとんどが女性だ。
「ここまでしか行けない、というキャリアの制限をなくす。誰もが実力本位で挑戦できるようになる」。三菱UFJ銀行の昇高慶・人事部企画グループ次長は力を込める。
2025年4月から、一般職に当たるビジネススペシャリスト職(BS職)と総合職を、新設する「プロフェッショナル職」に一本化する。
三菱UFJ銀は19年にも人事制度を改定した。当時は総合職と転勤のない総合職(特定)を統合したが、BS職は温存された。ただ、デジタル化や店舗統廃合で事務量が減少。定型事務以外に携わる行員も増え、BS職の業務が総合職と重複するなど、職種を分ける意義が薄れた。
キャリアの「天井」
3メガバンクで、最も早く一般職を廃止したのは三井住友銀行だ。
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