有料会員限定

メガバンク「一般職廃止」は「総合職化」ではない 三井住友が先頭も、女性のキャリアアップに課題

✎ 1〜 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

先陣を切ったのは三井住友銀行だった。

立ち並ぶメガバンクの看板
旧一般職の行員たちの働き方はどう変わったのか(撮影:梅谷秀司)

特集「女性を伸ばす会社、潰す会社」の他の記事を読む

労働力不足の中、「女性活躍」が叫ばれて久しい。多くの企業が施策を打つが、効果を出す先進企業と変われぬ後進企業との差は開く一方だ。
『週刊東洋経済』5月18日号の第1特集は「女性を伸ばす会社、潰す会社」。真に女性を活かすための処方箋とは。
週刊東洋経済 2024年5/18号(女性を伸ばす会社、潰す会社)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年5/18号(女性を伸ばす会社、潰す会社)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

銀行から「一般職」が姿を消しつつある。店舗の窓口業務や内勤事務を担う職種で、ほとんどが女性だ。

「ここまでしか行けない、というキャリアの制限をなくす。誰もが実力本位で挑戦できるようになる」。三菱UFJ銀行の昇高慶・人事部企画グループ次長は力を込める。

2025年4月から、一般職に当たるビジネススペシャリスト職(BS職)と総合職を、新設する「プロフェッショナル職」に一本化する。

三菱UFJ銀は19年にも人事制度を改定した。当時は総合職と転勤のない総合職(特定)を統合したが、BS職は温存された。ただ、デジタル化や店舗統廃合で事務量が減少。定型事務以外に携わる行員も増え、BS職の業務が総合職と重複するなど、職種を分ける意義が薄れた。

キャリアの「天井」

3メガバンクで、最も早く一般職を廃止したのは三井住友銀行だ。

関連記事
トピックボードAD