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24年度に40大学が導入、広がる女子枠入試の裏側 痛みを伴う改革ゆえに学生からは賛否の声

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痛みを伴う改革ゆえ、導入校の男子学生からは「逆差別」批判も。

赤本を抱えた女子高校生
(写真:metamorworks / PIXTA)

特集「女性を伸ばす会社、潰す会社」の他の記事を読む

労働力不足の中、「女性活躍」が叫ばれて久しい。多くの企業が施策を打つが、効果を出す先進企業と変われぬ後進企業との差は開く一方だ。
『週刊東洋経済』5月18日号の第1特集は「女性を伸ばす会社、潰す会社」。真に女性を活かすための処方箋とは。
週刊東洋経済 2024年5/18号(女性を伸ばす会社、潰す会社)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年5/18号(女性を伸ばす会社、潰す会社)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

女性の登用が進まない企業の中でも、とくに技術職の採用が多い製造業などでは「そもそも女性が入社してこない」というボトルネックがある。要因の1つに挙げられるのが、理工系を学ぶ女子学生の少なさだ。

大学における女子学生の割合を見ると、理学分野では28%、工学分野においては16%しかいない(文部科学省調査)。理系分野を学ぶに当たり本来性差が問題にならないことは、国際学力調査などからも明らかだ。

それでも理工系を志す女子学生が少ない理由として「女子は数学や機械が苦手」「出産後の復職のため、手に職をつけられる分野がいい」といったアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)の影響が示唆されている。

「女子枠」の設置が相次ぐ

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