上場企業の女性活躍度を東洋経済が独自分析。
労働力不足の中、「女性活躍」が叫ばれて久しい。多くの企業が施策を打つが、効果を出す先進企業と変われぬ後進企業との差は開く一方だ。
『週刊東洋経済』5月18日号の第1特集は「女性を伸ばす会社、潰す会社」。真に女性を活かすための処方箋とは。
本記事では「男女賃金差」に焦点を当てた。
100%未満(女性の平均賃金が男性より低い)の企業が大半で、上場企業の中央値は73%。管理職以上に女性が就いていない日本企業の実情を表している。
ワースト50社には3メガバンクをはじめ、金融大手が軒並み登場。金融は女性社員比率が比較的高い業界だが、「一般職」に相当する低賃金の事務系職種に、伝統的に多くの女性を配置し、昇進に天井があったことが影響している。近年は「一般職」区分を廃止して総合職に統合する会社も出ているが、仕事内容が変わらない限り給与水準も据え置きだ。
ワースト4位にはANAHLD(全日本空輸)が入っている。これも職種の男女差の影響があり、高給で知られるパイロット職には男性が多く、給与水準が低い客室乗務職には女性が多い。
男女賃金差 トップ50
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