各社が試行錯誤の末に見つけた秘策とは。

千葉銀行|花形部署の女性育成に本腰
昇進したい女性 3割(2014年)→ 6割弱(22年)
「25人の新入女性行員には来年から法人営業を担ってもらう。しっかり育成してください」。4月、千葉銀行の人事担当役員から、法人向けの営業を担う支店長たちへ連絡がいった。
![週刊東洋経済 2024年5/18号(女性を伸ばす会社、潰す会社)[雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51ho8Mj6H7L._SL500_.jpg)
金融機関は、企画や法人営業などは男性、窓口業務や個人向けの営業は女性が担当する、という性別による職種の違いが根強く存在する。それを取り払おうと全社改革を進めるのが、千葉銀行だ。
「14年に実施した社内調査では、管理職などに昇進したいという女性は約3割と少数派だった。それが22年には6割弱に拡大した」。千葉銀行ダイバーシティ推進部の担当者は語る。
この変化の背景にあるのが、18年に実施した人事コースの見直し。それまでは総合職に相当する「Gコース」、一般職に相当する「Cコース」の2コース制で、Cコースは転勤などがない一方、職務は限定されており、マネジャー以上に昇進できないというキャリアの天井があった。それを新制度では「総合職」「エリア総合職」の2コース選択制に変更。
記事全文を読むには有料会員登録が必要です。
(残り 2133文字 です)
【9/30(火)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
無料会員登録はこちら
ログインはこちら