飼い主が切望「泡を吹いて死んだ」愛猫の死の真相 獣医病理医がすすめない「ネコの飼い方」の結果

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ネコの外飼いで後悔した飼い主さんの話です(写真:らい/PIXTA)
飼っている動物が病気になったら、動物病院に連れて行きますよね。動物病院には外科、内科、眼科など、さまざまな専門領域の獣医師がいますが、獣医病理医という獣医師がいることを知っていますか?
獣医病理医は直接患者さんと接する機会はあまりありませんが、手術で摘出された患部を顕微鏡で観察して病気の診断をしたり、亡くなった動物を病理解剖して死因を明らかにしたりしている、獣医療や獣医学になくてはならない存在です(ただし動物病院に獣医病理医がいることはまれです)。
この記事では、獣医病理医の中村進一氏がこれまでさまざまな動物の病気や死と向き合ってきた経験を通して、印象的だったエピソードをご紹介します。今回は、ネコの死を巡るお話を、2回に渡ってお届けします(こちらは前編です)。

ネコは自由に出歩けるのが幸せ?

サザエさん一家が飼っているタマのような「外飼い」のネコ、もしくは地域住民がみんなで、将来的に飼い主のいないネコをなくしていくことを目的に面倒を見ている「地域ネコ」と呼ばれるネコたちがいます。

その多くは、外にいるといっても首輪をつけていて、餌もきちんと与えられている毛艶のいいネコたちです。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事